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「古い住まい」という価値

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新しい「モノ」が価値があるのか?
みなさんは、一つのモノをどれくらい使いますか?壊れるまで使う人、あるいは新商品がでるまで使う人、飽きるまで使う人など様々だと思います。

特に日本では、新車・新品・新発売といった「新しい」は、何よりも価値があるようです。古いものは壊れやすくて不安とか、機能が古いとか、、、といった理由が聞かれます。どんなに中身が濃いものでも、古いというだけで敬遠される場合も多いようです。

クラッシックカー
例えば、クラッシックカーと呼ばれる古い車。一部のファンは別ですが、一般的に乗っている人は少ないです。新しければ機能や設備も充実していて、「快適性」はとても高く作られています。燃費も良く、車を移動の手段としてのみ考えるのであれば新しいほうが良いでしょう。

では、クラッシックカーの魅力は何でしょうか。その一つに、その車のもつ物語・歴史というものがあると思います。魅力的な車であれば、その車がどのような目的で作られたかやどんなレースに勝ったとか、誰が乗ったかなど物語がたくさん出てきます。

深い物語は、直ぐに作れるのではなく、時間を掛けないと作れません。その車を運転することや乗ることで、その時代やその価値観に浸ることができるのが魅力の一つでしょう。

また、古ければ古いほど、「車」に本当に必要な本質的な部分で魅力を競い合っていました。その部分が際立つほど現代でも魅力のあるものとなります。直線のスピード、加速度、デザイン、素材、、等々。技術が発展した今よりもすごいものもあります。そのような車を少しづづ手入れをすることで、現代でも充分に使っています。

建物の古さ
では建物ではどうでしょうか。海外旅行へ言って、古くからある教会や美術館などをみて感動する人も多いでしょう。どのようにしてその建物が建てられたのかといった歴史や、変化しても魅力的な本物の素材などにより、その建物の魅力を感じているのだと思います。

住まいで言えば、例えばイギリスでは何百年もの間、変わらない街並みがあります。住民がその街に対して深い愛着があり、大切にしているからこそできることでしょう。しかも、素材が適度に変化をして魅力的になることで、そのような街の方が資産価値があり高値がついているようです。つまり、そういった家を求める人が多いということでしょう。

日本での住まい
日本の歴史を考えたいと思います。日本では、江戸時代の建物を見てみると日本の気候を考え、知恵を絞って過ごしていた事が伺えます。デザインも日本らしさが出ていて、繊細で魅力的なものを多く見受けられました。ですが、そのような家が残っている事例がとても少ないです。地震で壊れるというのも大きな理由の一つでしょう。

技術が発達した現代
現代では、構造技術もかなり発達しました。昔のように地震で簡単に壊れることはありません。これからは、日本でも長い間住み続けられる住まいが出来てきます。それによって、クラッシックカーやイギリスの住まいのように歴史があることで魅力がさらにでてくるような住まいづくりの考え方が大切になりそうです。

現在、リノベーションが流行しています。コストをかけないで自分の暮らしにあった住まいができるというのも魅力ですが、アンティーク家具のような古くて魅力的な素材を一部残して計画することで、新しい価値をだしていることが大きな理由の一つだと考えられます。

百年経っても住み継がれて、魅力のある住まい。その地域・土地の性格を考慮して、間取・デザイン・素材等を考えることで、建てた時が一番良いのではなく、時間が経つに連れてさらに魅力的に変化をしていくことは、イギリスの例でわかっています。
それには、このブログでいつも紹介しているような事を一つ一つを丁寧に検討していくことが大切です。

そのような家づくりをしてみませんか?
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| 住まい・暮らし | 22:52 │Comments0 | Trackbacks0編集







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