
近年、趣味の多様化や時間にゆとりのある生活が見直されています。
仕事の時間を少し減らし、家族との時間、趣味の時間をとる人が増えているようです。
ガーデニング・家庭菜園・自転車・ランニング・陶芸等のモノ作り 等々・・・。
そのような時代の流れに対して、現代の住まいには、
ガーデニング用品やアウトドア用品を簡単にしまえる場所や気軽に趣味のできる
汚れを気にしない空間が不足しています。
日本の昔の家には、人が立って活動する為の空間である「土間」がありました。
農家や町屋にもあり、農家の場合は採れた作物の収納場所や作業場所となり、
町家の場合は家の奥にあるトイレや浴室への通路となっていました。
そして水や火の心配のない場所なので、農家でも町屋でも土間は台所として使用されていました。
現代では設備の発達で、台所も土間から床上にあがり、
「土間」は玄関部分のみになり、そこで靴を脱いで生活をしています。
汚れを気にしない場所として、「土間」を取り入れるという方法があります。
「土間」は昔は三和土と呼ばれる土でしたが、現代ではタイルにしたら良いでしょう。
玄関土間を大きくすることで、自転車を置いたり、土間収納にアウトドア用品を置くことができます。
台所をタイルとして、バルコニーとつなげることで、ガーデニングがしやすくなり、
ハーブを育てて料理に活かしても良いでしょう。
家庭菜園で採った野菜をタイルの上にちょっと置いておくこともできます。
タイルは夏は冷たくて気持よく、冬は床暖房を入れておくと快適です。
もう一度「土間」を見直してみませんか。
↓土間を提案した間取りです。
http://atelier-please.com/project/with-doma